主な執筆歴

主に2017年〜2018年に執筆した記事一覧です。

観光・店舗取材

ことりっぷ

東京縁側日記⑤ 中野 Simsim Tokyo | haletto

今回は中野区南台へ。最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線の中野富士見町駅ですが、新宿駅からはバスで10分というアクセスの良さです。賑やかな新宿駅から少し離れただけで、あたりは静かな住宅街。新しい家が並ぶ中に、ポツンと古い家がみえます。 ここが、築68年の古民家を週末に開放しているお家「SimSim tokyo」です。今回ご紹介するのは古民家カフェではありません! 縁側に座れる「おうち図書館」です。 「おうち図書館」って聞き慣れない言葉ですが、いわゆる私設図書館です。自宅でも図書館でも味わえない、「古民家」で読書ができる空間です。 この家はもともと「SimSim tokyo」のオーナーである堤さんの祖父母のものでした。多くの本があったこともあり、昨年から毎週日曜におうち図書館「友栄文庫」をオープンしています。玄関前と縁側に本が並べられ、短冊に借りる本の名前を書いて、ビンに入れる。自由なスタイルです。 もちろん縁側や和室で本を読んでいくのもOK。むしろこれからの時期は縁側で本を読みながらお茶でも飲んで、まったりしたい。新宿だとどこに入っても人が多いでしょう? 買い物や観光にちょっと疲れたら、バスに乗って10分、休憩に出かけるのはいかがでしょうか。 本屋や図書館と違って、必ずしも自分が読みたい本があるとは限りません。でも、自分では興味を持たなかったけど、ちょっと読んでみようかなという本に出会えたら素敵ですよね。 縁側に座って、心地よい風を感じながら本を読んでいく。初夏の縁側は最高ですよ。本を読んでいるうちに眠くなっちゃうかも……。 縁側での読書、堪能してくださいね。

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東京縁側日記④ 竹の塚 縁側カフェ昭和の家 | haletto

今回は、足立区竹の塚へ。東武スカイツリーラインで、竹の塚駅から徒歩15分ほど。 自宅の縁側と和室をカフェスペースにしているお店です。 さて、今までは実際に座れる縁側を紹介してきました。実際に座れる縁側こそ、縁側を存分に楽しめるからです。でも、今回だけは縁側にテーブル席があるところを紹介します。別格なんです。 なぜなら毎シーズン四季を感じられるお庭を眺めることができる縁側だから。 東京にいると家と会社の往復でなかなか四季を感じられないなんてことありませんか? そういう時は、縁側のある古民家カフェに行くと、店内に四季を感じられる装飾だったり、お庭を見るだけを四季を感じられるんです。 昭和の家は、縁側も広くて長く、お庭も広い。なんだかちょっといつもせかせかしている自分の心に余裕が生まれそうな家です。 縁側席に設けられた席に座って、真っ赤に色づいたもみじをみて、あぁ秋だなぁってやっと感じられた12月。 訪れる人々は、意外にも若い人たちが多い印象。 でも、たまに来るおばあちゃんたちが「いや〜、懐かしい。昔の家だわ」「こういう家も少なくなっちゃったねぇ」なんて会話が弾んでいます。 冬は、陽が入りやすく縁側はポカポカ、3月は梅が咲いて、4月は枝垂れ桜。夏は緑が生い茂っていて、縁側には陽が入らなく日本家屋の暗さ、趣きを感じられる一年です。 平日しかやっていないのが残念だけど、もし、平日に休めることがあるならぜひ行ってほしいカフェです。

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東京縁側日記② 池袋・祥雲寺のぼうず’n coffee | haletto

池袋駅。駅前は買い物をしにきた人たちで賑わいのある街ですが、駅から少し離れると人もまばらに。 駅からしばらく歩くと、たくさんの木が生い茂ったところがみえます。そこにあるのが祥雲寺というお寺。実はこのお寺の中にカフェがあるんです。 その名も「ぼうず’n coffee」。 今年4月にオープンしたばかりで、不定期で営業しているお店ですが、すでに人気の寺カフェで、なんとバリスタのお坊さんがいるんです。メニューにもコーヒーやカフェラテなどあって、本当にカフェそのものです。 なんといっても、お庭がすごい。玄関で靴を脱いだ後、畳のある部屋に案内されると、目に飛び込んだお庭の緑が生い茂っていて、圧巻です。また、お庭は市松庭で、ここは京都なの? と思ってしまうような景色がそこにはあります。広い和室の先には、広い縁側があって、開放感たっぷり。縁側で冷たい抹茶ラテを飲むのが最高です。 カメラマン:アサヌマヒナコ このカフェのバリスタさんは、なんと27歳のお坊さんなんです。もともと、カフェが好きだったことから大学卒業後、カフェの専門学校へ。その後、お坊さんとして修行した後に実家である祥雲寺に戻ってきたのですが、「カフェをやりたい」という気持ちがあったようで、お寺の中で店舗を構えようかと思っていたそうです。そこでご両親に相談し、広い和室を使うことになりました。 疲れたらここの縁側に座って、この景色を眺めながらゆったり過ごすのがオススメです。

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東京縁側日記① 代官山・旧朝倉家住宅 | haletto

記念すべき第1回目は、代官山にある旧朝倉家住宅です。旧朝倉家住宅と聞いても、あまりピンとこないかもしれないですが、代官山駅から徒歩5分のところにあるんです。 代官山駅から蔦屋書店に向かう方向に、歩道橋があります。ショッピングをする人は、だいたいここで右に曲がると思いますが、ここは歩道橋を使って、前に進みます。木がもっさもっさしているところが目的地。 目の前にくると大きな門があります。中が見えないので、素通りしてしまう人も多いかもしれませんね。ここが旧朝倉家住宅で、もともと渋谷区区議会議長を務めた朝倉虎治郎の邸宅です。 大きな邸宅で、東京都心部に所在する関東大震災以前の数少ない築98年の和風住宅です。 玄関から建物内を見学できますが、庭から縁側に行くのもおすすめです。門をくぐると、代官山とは思えない、緑が広がっています。 石畳をすすんでいくと… どーん!と建物が現れます。ここの中央に縁側があります。 大きな邸宅特有の長い縁側。縁側に使われている木も太くて分厚い。いわゆるお金持ちの家は、縁側も贅沢な作りになっているんです。 ここから眺める庭が最高に気持ちよく、都心の喧噪を忘れさせてくれます。とにかく静かで気持ちのいい縁側です。 ちなみに、私は、縁側でぼーっとすることを縁側浴といって提唱しています。森林浴よりも手軽で良いですよ。縁側に座ると疲れが取れる感じがするんです。木が疲れを吸収してくれているというか。 入場料は100円。飲食は禁止ですが、買い物に疲れたら、カフェで休むのもいいけど、ここの縁側に座って、緑を眺め、ひと休みするのもいいですよ。  

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Sumai 日刊住まい | もっと、くらしにHappyを!

日刊Sumaiでは記事執筆の他に、編集アシスタントとして週3日扶桑社に出社しています。(2018.3月末で出産のため退社)



LIXIL 自然浴生活BOOK

LIXILガーデンスクエアの販促BOOKにて、縁側コラムを6ページ執筆しました。(第一号)

第二号では、縁側コラムを4ページ執筆しました。

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成瀬夏実

鎌倉市在住、フリーライター お仕事についてまとめたサイトです。